完全攻略!【耳の繋げ方編】

今回のお悩み相談!
しっかりカットして耳と頭を繋げたつもりだけど、耳が動いたりすると毛が出てきたりしてちゃんと出来てないことがあるんだよね💦
それは切り始める角度や毛の取り過ぎが原因かもしれないな
質問:耳の下の毛が出てきてしまったり、段が出来てしまいます
質問:耳を上げると、耳下の毛がボテっと出てきてしまって丸く繋がりません😭

そんな悩みがある方にはこの記事が最適!
耳とフェイクの間に段差ができる理由はいくつかありますが、今回の主な原因は2つ!この二つを攻略してしっかりと繋がりのある頭部を作っていけるようになりましょう✨
耳の切り始めの角度と耳後方の取り過ぎ
この二つがポイントなんだね!
そうなんだ、重要なのは耳を切り始めるときの角度なんだ



マッシュを作るとき、耳のふちギリギリでカットしてから、それに合わせて頭を作っていませんか?

もちろん、耳の大きさや高さはマッシュの形を作るときの大きな目安になります

しかし、耳はあくまで「頭のアウトライン」の一部にすぎません

角度を考えずに耳ふちに合わせて切はじめると、本来の頭の丸さを分断するラインが出来てしまいます
特に耳の小さな子は要注意だ!!

そして、そのラインの延長で後頭部につなげようとすると耳の後方と、その下の毛を取り過ぎてしまいます
そうすると、どうなっちゃうの??

耳前のフェイクは残っているけれど、それに繋がるべき後方の毛がありません

なので、耳が上がってつなぎ目がずれた時に、前の毛だけが残るので「段が出てしまう」というわけです

カット編
じゃあ、どうしたら良いの?
ここからは、どうカットすればよいか見てみよう

耳をギリギリの長さで切るときは、底辺からではなく底辺の側面の角(6番)から作っていきます

⚠️6番の角度が立ちすぎると、耳の側面を削ってしまうのでハサミの角度に注意してください!

⚠️安全のため、耳ふちの位置を指で確認しながら、少しずつ切り進めましょう

耳後方を取り過ぎるのは、耳の形につられて後頭部へつなげてしまうからです

最初に全体の丸の大きさを決めてから、耳をカットします
おでこ→後頭部→耳(6番)の順番がおすすめです

耳つきが前にある子は、このように後ろ側が多く残る場合もあります
反対に、ほとんど耳の形通りでも段が出ない子もいるので、臨機応変に対応しましょう
おまけ

耳は下に向かってまっすぐついているわけではありません

また、耳ふちの毛は短くすると反り上がります。
完成形を意識せずに、耳ふちギリギリで切ると、たくさんの失敗を招くことが想像できますか?
どのようにカットすれば失敗しないか、ぜひ考えてみてください
最後に

頭で「わかった!」と思ってもすぐには出来ません😁
うまく出来なくても、諦めず何度でもトライして下さい!
最後まで読んでいただきありがとうございました✨
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